プロのアドバイス 1-2
実験作業や薬品の取扱いに問題があったか、何らかの原因で適切な排気が行われなくなった可能性が考えられます。
この様な場合は、以下について確認します。
- 排気フード以外の場所で実験が行われていないか、ヒュームフード内部で定常外の大量に熱を発生する実験が行われなかったか
- ヒュームフードなどの局所排気フードの排気ファンにトラブルが起きていないか
- 排気ファンが正常であれば、給気量が急に減ってはいないか
1は、いつもと異なる作業の確認です。特に大量の発熱を伴う実験は注意が必要です。
2では、排気ファンの故障や駆動用のベルト切れ、電気的なトラブルなどを確認します。
3では、給気用の機器の動作確認、給気取り込み口が塞がれていないかなどを確認します。
初期対応のアドバイス 1-2
まずは、いつもと違う手順や作業が行われていないかを確認しましょう。
特に大量に熱を発生する実験を行う場合は注意が必要です。
次にヒュームフードが正常に機能しているかどうかを確認しましょう。風速計や簡易的に風の流れが確認できる道具を使って、排気機能に問題がないかどうかを確認しましょう。
実験室の給排気系統に問題が生じたことも考えられますので、その場合は以下を参照してください。