プロのアドバイス 2-2
ヒュームフードの内部は、有害物質の発生源や汚染エリアであることから、幅広い薬品に対して耐性のある素材が使用されていまが、外装部分はスチール素材に塗装仕上げが施されているのが一般的です。
塗装仕上げには様々な種類がありますが、一般的にはそれほど優れた耐薬品性を有してはいません。
ヒュームフードの外部は、有害物質の作業域ではないからです。ヒュームフードの外装の塗装がはがれてきたということは、ヒュームフードの周囲すなわち実験室内が有害物質の汚染エリアになっていることになります。
作業手順の変更や、作業場所の見直しなどを行ったほうが良いでしょう。
初期対応のアドバイス 2-2
ヒュームフードが納入されて直ぐの場合は、ヒュームフードメーカーに相談または確認してもらうのが良いでしょう。
通常、納入から1年以上が経過すると保証期間が切れます。補修や部品の交換が可能かどうかをヒュームフードメーカーに相談しましょう。
実験室の管理者や設備の管理者に連絡して、メーカーに連絡してもらいましょう。