初期対応のアドバイス 5-2

内部の壁面や天井面が腐食して亀裂が生じてきた

プロのアドバイス 5-2

 
ヒュームフードの内壁材には幅広い薬品に対して耐性を持つ材料が使用されていますが、残念ながらあらゆる薬品に耐えうる材料は少なく高価であるため、一般的な使用に耐えることができ、かつ適正なコストで可能性の良い材料が選定されています。

塩酸や硫酸、過塩素酸などを使用して加熱分解を行う実験などは、特に内壁材に影響を与えますし、目地材が腐食されて内部が腐食してくることもあります。
 


初期対応のアドバイス 5-2

 
内壁材はメーカーによっては交換することが可能です。
腐食が認められた場合は、実験室の管理者や設備の管理者を通じてヒュームフードメーカーに相談しましょう。 
 
 
その際どのような薬品を使用してどのような作業を行っているのかを正確に伝えるべきです。
場合によっては材質の変更を考えないとまた同じことが起きてしまうからです。