プロのアドバイス 5-5
単に汚れが付着しているのではなく、前面サッシのヒュームフード内面側のガラス面が腐食して曇っている場合は、フッ化水素酸による腐食が考えられます。
ガラスは幅広い薬品に耐性を持つ透明素材であるため、ヒュームフードのサッシには強化ガラスが幅広く採用されています。
ガラスはフッ化水素酸には侵されてしまうため、ヒュームフード内部でフッ化水素酸が使用されたり、保管されたままになると、表面が曇ってしまい、元には戻りません。
フッ化水素酸を使用することがあらかじめ解っている場合は、ガラスの表面に保護シートを貼ったり、ガラスの代わりに透明樹脂素材を用いることも可能です。
初期対応のアドバイス 5-5
前面サッシは、メーカーによって交換することが可能です。
交換が必要な場合は、実験室の管理者や設備の管理者を通じてヒュームフードメーカーに相談しましょう。
フッ化水素酸を使用することがあらかじめ解っている場合は、ガラスの表面に保護シートを貼ったり、ガラスの代わりに透明樹脂素材を用いることも可能です。