4-1-2.研究者の快適性(研究生産性)関連
4-1-4.維持管理の経済性
◆初期投資の削減:換気設備(排気設備+給気設備)の同時使用率(25%程度の実績値あり)を考慮すれば、実験室単位でドラフト複数台分の換気設備を集約する事も初期投資削減に有効
◆毎年の運用費削減:同様に、同時使用率に基づく換気設備の適切な集約化が行われれば、エネルギーコストなど運用費削減の可能性も十分に
◆メンテナンス費の削減:換気設備専門業者によるメンテナンスを、研究室単位の発注から棟単位等のグループ発注に替えれば、コスト削減に有効
◆LCC(ライフサイクルコスト)の削減:以上の対応により、LCCの大幅削減も可能に
4-1-5.省エネルギー・環境負荷削減
◆昼夜を問わず、「局所排気装置の非使用時」にはサッシを閉める事による、排気設備の連動自動停止と逆流防止ダンパー自動閉鎖が、省エネルギー・環境負荷削減には有効
◆但し、「薬品・試料の放置時」「連続実験中の離席時」等のケースは、「局所排気装置の使用時」として扱い、換気設備を稼動させる必要
◆ドラフトチャンバー/ヒュームフード等の局所排気設備に人感センサーを備え、警報・記録装置による離席時のサッシ閉め忘れ防止を図る教育的手法も、省エネルギー・環境負荷削減には有効