REHSEの活動
REHSEは活動中の実験室を五つの要素
施設・設備・実験装置や器具・実験操作・実験者
としてとらえています。
それらの要素が一体となり、たがいに相互作用している環境が実験室であり、その安全を実現するためには、個々の要素だけでなく、全体を通したアプローチを行う必要があります。
REHSEでは、以下の活動を通して総合的アプローチを展開しています。
■REHSEの安全教育
環境安全配慮姿勢を身に着けた人材の育成と社会への輩出を
■教育手法の開発と共有化
- ・安全講習のテキストや実施方法
- ・E-ラーニングシステムの開発
- ・教材ツール、プログラムの開発
- ・書籍、出版物の発行
- ・DVD教材の作成
- ・外国人学生の教育コンテンツの提案
■安全教育の新しい展開
- ・中学・高校における安全教育
- ・企業における安全教育
- ・指導側のキャリアパスの検討
- ・大学版「危険予知トレーニング」教材
■合理的な管理
大学の実態を踏まえた合理的な環境安全管理の在り方
■局所排気設備推奨基準策定
- ・取扱メーカーとユーザーとのWGの結成
- ・WGの成果を踏まえた推奨基準を提唱
■施設チェックリスト策定
- ・文科省「実験施設の整備等における安全衛生対策の留意点について」
- ・安全面に関する施設チェックリスト
- ・新築・更新時の現場チーム用ヒアリングシート
■管理用設備、器具の開発
- ・簡易施錠管理式薬品保管庫(フェリカカード式試薬庫)
- ・廃液タンクの内部気体の飛散防止器具
■「研究」からのアプローチ
「環境安全学」の確立・展開・普及に貢献
- ・実験作業における情報の与え方と行動様式
- ・安全行動に関する脳科学的解析
- ・アンケートの統計的解析に基づく安全文化と背景要因の関係
- ・実験作業に伴う化学物質暴露リスク及び環境リスクの定量化
- ・安全を支援する実験室計画法の開発
- ・先端分野における安全管理のケーススタディー
- ・事故事例の解析方法の提案
- ・化学物質の危険有害性の簡易表記手段の検討